添乗員つきのパックツアーは楽ですが、ちょっと自由度がなかったりしますよね。
例えば、お目当ての場所へ行く日が雨でも変更は出来なかったり。
そこで私は航空券とホテルだけを予約し、あとの具体的な旅行内容は天候を見ながら現地ツアーを細かく入れるようにしています。
そして最近よく使うのが、「Klook(クルック)」という旅行者向けオンライン予約サービス。
日本を含め世界中の現地体験アクティビティや施設チケット、移動手段やWi-Fiレンタル、SIMカード購入などが簡単に利用できます。
天候が良さそうな日の前々日や前日でも、スマホ1つあれば柔軟に予約できるのが嬉しいポイント。
「この場所は天気のいい日に行きたい!」という時に、「明日晴れそうだ」となったらすぐに予約できます。
雨なのにガッカリしながら行かなければならない確率が格段に下がります。
この記事では、私が利用したKlook(クルック)での実体験をくわしくお伝えしていきます。
ベトナムでKlook(クルック)を利用してみた
2025年の年明けにベトナム・ホーチミンで、Klook(クルック)を利用してみました。
行き先は「クチトンネル」という場所。
クチトンネルというのは、ベトナム戦争中にベトコン兵によって作られた全長200キロ以上にもなる地下トンネルです。
ベトナム戦争であのアメリカ軍に勝った、ベトナム人の忍耐力と知恵を象徴する場所として以前から行きたい場所でした。
クチトンネルは屋外のため、天気予報を見ながら晴れそうな日の前日に予約。
「クチトンネル VIPリムジンツアー(ホーチミン発)英語ガイド付き」・1人7,598円(税込)を選びました。
日本語ガイド付きだと倍くらいの値段。
私は英語がほとんど聞き取れませんが、英語ガイドにしました。(笑)
ツアー内容は、
・朝8時出発~
クチトンネル探検、当時の生活が分かる動画鑑賞、戦争当時に食べていたものを試食
・12時に昼食~
地元レストランでベトナム料理
・13時~
実弾射撃体験(こちらはやりたい人だけが別料金で可)
・15時半ごろ帰着
スマホで予約するとすぐに確定のメールが来ました。
LINEやチャットでも、スタッフとやりとり出来るので安心感があります。
VIPリムジンというぐらいだから、どんな車がくるのかと思われたかもしれませんね。
実際に来るのは外観はただのワゴン車。
でも車内の座席はかなり広くとられていて、ほとんど体の負担なく移動できます。
スマホやモバイルバッテリーが充電し放題なのは意外と助かります。
普段より動画や写真をいっぱい撮りますからね。
朝8時にKlookオフィス集合のツアーですが、ホーチミンの1区、3区、4区に宿泊している場合はホテル前まで迎えに来てくれます。
時間ピッタリに来てくれましたが、私たち以外の参加者5名に日本人はいなくて、私たち以外は英語ペラペラ。汗。
でも女性ガイドの方がとても明るく、英語で何を言っているかは分からないのですが、元気にうながしてくれるので安心して過ごせました。
何より天気は快晴。
クチトンネルまではホーチミンから1時間半くらいかかるので、途中トイレ休憩がありました。
新しくはないですが、清掃に気を配っているなと分かる綺麗なトイレでした。
そしてついに「クチトンネル」到着。密林です。
まずは15分ほどベトナム戦争とクチトンネルの歴史についての授業を受けます。(英語なので詳しいことは分かりませんでしたが、映像もあるので結構分かります)
これがクチトンネルの入口。
穴のサイズは縦20センチ横30センチほど。
もう少しフタに葉っぱをかけるとほとんど分からなくなります。
入口のサイズは、身長170センチ55キロの痩せ型の私でも肩が当たるくらい狭かったです。
体の大きなアメリカ軍人が入ってこれないようにとのこと。
しかしこのツアーで一緒だった身長190センチのヨーロッパ人男性は入っていました。(頑張ればいけるみたい笑)
かなりふくよかな外国人女性もまったく臆せず入っていました。(汗はすごかったけど)
中はこんな感じ。上の写真は中腰なのでかなり広いほう。
しゃがんだまま進むしかないところも多いです。
私たちは3か所のトンネルに入りましたが、なかには長く感じたトンネルもあったので1回で断るのもアリです。
途中でベトナム兵士の主食だった「キャッサバいも」をいただきました。
タピオカの原材料でもあるそうで、塩をつけて食べると普通に美味しいです。
近づいてきた敵を落とすためにしかけられたワナなどを見学。(先には毒が)
たっぷり見てまわった後はお楽しみの昼食です。
感動するほどではありませんが普通に美味しかったです。
そして人によっては一番のお楽しみ「射撃体験」へ
銃は8種類ほどの中から選べて、なかにはマシンガンもありました。
よく分からないので、私たち夫婦はAK47(カラシニコフ)を選択。
10発・約3,600円と安くはないですね。
夫婦2人で約7,200円ほどですが、どこでも出来ることではないのでGO!
動画撮影、写真も撮りたい放題です。
ツアー中ずっと優しくしてくれたフィリピン人のおばちゃんは、30発撃ってめちゃくちゃいい笑顔でした。(笑)
スッキリしたところでホーチミンへ。
ゆったりシートでみんな寝ながら帰りました。
宿泊ホテルへ送ってもらうことも出来ますが、通り道であれば希望の場所で降ろしてもらうことも可能です。
到着は15時半の予定でしたが着いたのは17時くらいでした。(現地ツアーあるある)
予定がある方はツアースタート時に、早め早めに伝えておけば対応して動いてくれます。
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Klook(クルック)の利用で気になった点
上記のクチトンネルツアーでは特に気になる点はありませんでした。
ただ他の気になった点をご紹介しておきます。
「空港→ホテル」への送迎サービスについて
Klook(クルック)の「空港→ホテルへの送迎サービス」を使えば、現地のぼったくりタクシーに遭う心配がなくて安心です。
私は過去に何度か違う国ですが、空港から市内までのタクシーともめたことがありました。
そうなると入国して短時間のうちにその国が嫌いになります。(笑)
それでは本末転倒なので、今回は空港からの送迎サービスを検討していました。
ただどうしても航空機の遅延で到着予定時刻を過ぎたり、入国審査が長蛇の列で出てくるまでに数時間かかるケースもあります。
するとせっかく予約していた送迎サービスの運転手と連絡がつかなかったり、「予定から2時間以上待っても出てこないからキャンセル扱いにした」という事例があることを口コミから知りました。
これらの口コミを事前に見たことで、「空港~ホテル」への送迎サービスは利用しませんでした。
「何とかなるか〜」で済ませてしまったわけです。
ただ結果的に、空港で近寄ってきた運転手が白タクでぼったくられました。(笑)
なので、Klook側がもう少し待ち合わせ時間の面で、こちらが安心して予約できるサービスにしてくれるといいなとは思います。
Klook(クルック)を利用して良かった点
現地で天候を見ながら予約できる
Klook(クルック)は出発前に日本で予約することもできます。
ただどうしても天気の良い日に行きたい場所ってありますよね。
でも週間天気予報はあまり当てにならない。
そんな場合、天気予報を見ながら前日か前々日に予約できたほうが確率は上がります。
Klook(クルック)は結構前日でも予約できるのでいい天気を選ぶことができます。
そして天気が良くない日は室内施設の観光に変えたり、お土産選びの日にしたりと柔軟に対応できます。
現地体験や施設チケットを単品で予約・購入できる
日本の大手旅行会社のパッケージツアーだと、興味がない観光地も組み込まれている場合があります。
しかもちょっと予定が詰め込まれ過ぎていてしんどいことも。
Klook(クルック)は色んな観光地や現地体験、施設チケットなどが単品で予約・購入できます。
当日の24時間前までならキャンセル無料なのもうれしいです。
また行きたいところだけを自分で選べるので、午前中はゆっくりして午後から現地ツアーに参加したりなど無理のない旅行を楽しめます。
実際にKlook(クルック)を利用した評価 まとめ
私がベトナムのホーチミンでKlook(クルック)を利用した感想としては「小回りの利くありがたいサービスだなぁ」といったものです。
現地に着いてからでも予約可能ですし、選択肢が多いので旅行途中でも柔軟に組み込むことができます。(24時間前ならキャンセル無料)
私は青空をバックに写真撮影をしたい場所を訪れる時には、天気予報で晴れる確率が高そうな日に目星を付けてから前日に予約するようにしています。
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